空気圧について

適切な空気圧のタイヤは、路面の凹凸に順応することで細かい衝撃を吸収して快適で優れたコントロール性を発揮し、効率的かつ安全なライディングを可能にしてくれます。

マウンテンバイカーには周知の事実ですが、地形に対して必要以上に高い空気圧は、路面からの衝撃を受けてスピードが損なわれます。また、走行ラインを保ったり障害物を避けたりする際にもエネルギーを犠牲にしてしまいます。

フックレスリムとチューブレスタイヤの推奨空気圧計算ツール

この計算機は、GIANTとCADEXのフックレスリムロードホイールおよび対応するロードタイヤの推奨空気圧を提供します。

表示される数値は目安としてご確認いただき、バイクの設定やライディング条件に合わせて、ご自分に合った空気圧に調整してください。

Rider Weight
 
Tire Size
Inner Rim Width

Recommended Tire Pressure

psi / bar

NOTES

  1. リム、タイヤ、およびリムテープに表示されている最大空気圧を決して超えないでください。
  2. 現在市場に出荷されているGIANTとCADEX タイヤの多くに記載されている最小空気圧 (例: 25C タイヤの場合は 85psi) は、規定距離の 1.5 倍で 120kg の荷重をかけた耐久試験に基づいて定義された数値が印字されていることに注意してください。一方、最新の基準では、 GIANTとCADEXタイヤの最小空気圧は、23Cと25C タイヤで70 psi (4.8 bar)、28C タイヤで50 psi (3.4 bar)、32C タイヤで45 psi (3.1 bar) と定義されています。 これを下回る空気圧を使用しないでください。
  3. 上記の数値は、最適な空気圧を見つけるための「最初の空気圧」を表示しています。
  4. すべての GIANT Road WheelSystem の荷重制限は 129kg であることに注意してください。これにはライダー + バイク + 荷物の重量が含まれます。ご自身の安全のため、積載制限を超えないようにしてください。また、バイクに最大容量まで積載することはお勧めできません。

最適な空気圧の見つけ方

  1. 上記の計算ツールまたはGIANTフックレスホイール 推奨空気圧チャート (PDF)を参照し、体重、タイヤ幅、リム内幅から「最初の空気圧」をチェックします。
  2. ライドしてみましょう。乗り心地が悪すぎたり、トラクションが低下していると感じた場合は、タイヤの空気圧を数psi下げてください。
  3. 一方、体重に対してタイヤが柔らかすぎたりバイクの動きが鈍いと感じた場合は、空気圧を少し上げてください。特に荒れた地面を走るときには、自分の体重でリアホイールとタイヤがどれだけ柔らかく感じるかに注意してください。バンプに当たってリム打ちする場合は、空気圧を少し上げてください。
  4. 転がり性能、快適性、グリップ力の完璧なバランスを発揮する圧力が見つかるまで、手順2と手順3を繰り返します。推奨空気圧は、従来慣れ親しんできたタイヤ空気圧よりもかなり低い空気圧かも知れませんが安心してください。フックレスやチューブレス技術は、適正空気圧において優れた走行性能を発揮してくれます。

フックレスホイール推奨空気圧について

路面状況に応じて空気圧を調整しましょう。

従来の常識では、100psi (6.9bar)程度がスピードと衝撃吸収性のマジックナンバーであり、真新しい滑らかな舗装路やサーキットでは、タイヤはその空気圧で最高のフィーリングを得られると考えられてきました。しかし、完全に滑らかな路面以外(ほとんどの人が普段乗っている路面)を走る場合、チューブレスとフックレスのテクノロジーの利点を生かして、通常よりも10~15psi(0.7~1.0bar)低い空気圧で走ることをお勧めします。例えば、100psi(6.9bar)の場合は約85~90psi(5.9~6.2bar)です。これにより、タイヤは路面の凹凸に順応しやすくなり、無駄なエネルギーロスを減らして、ゴツゴツとした乗り心地を解消することができます。同様に、ウエットコンディションでは、通常走行時よりも10psi(0.7bar)低くすることで、接触面が増えてグリップが大幅に向上します。

タイヤ幅に応じて空気圧を調整しましょう。

25cタイヤを使用しているときに、あなたの体重と路面状況では90psi(6.2bar)が最適な空気圧だとします。より幅広の28cタイヤに交換すると、タイヤのボリュームが大幅に増加するので、同じようなスムーズでしなやかな乗り心地を実現するためには、空気圧を下げる調整が必要です。

体重に応じてタイヤの空気圧を調整しましょう。

タイヤは、ライダーとバイク、さらにギアや荷物の重量を支えています。このため、体重のあるライダーはより高い空気圧が必要ですが、軽いライダーはより低い空気圧で事足ります。 そのため、前述した「マジックナンバー100psi(6.9bar)」のように、「1つの空気圧がすべての人に当てはまる」ということはなく、体重に応じた空気圧の調整が不可欠です。

リム、タイヤ、およびリムテープに表示されている最大空気圧を絶対に超えないでください。

すべてのライドを安全に行うために、GIANTは推奨される最大(MAX)タイヤ空気圧をリム、タイヤ、またはリムテープのいずれかに表示しています。 その圧力を超えて空気を充填しないでください。

最大タイヤ空気圧は推奨タイヤ空気圧ではありません。

すべてのライドを最高のものにするために、GIANTではタイヤの空気圧を最大圧力まで上げないことをお勧めします。最大空気圧で使用すると、前述の理由により、過酷で不快、さらには危険な走行体験となる可能性さえあります。GIANTの推奨空気圧チャートを参考にしてください。

走行する前に毎回タイヤ空気圧を確認してください。

前述のとおり、適切な空気圧のタイヤは、路面の凹凸に順応することで細かい衝撃を吸収して快適で優れたコントロール性を発揮し、効率的かつ安全なライディングを可能にしてくれます。走行前のわずか1分間のチェックで、大きな違いを生み出すことができます。

使用できるタイヤ

GIANTコンポーネントはシステムとして設計されているため、GIANTタイヤもしくはCADEXタイヤがGIANTホイールシステムとの組み合わせにおいて最適な選択です。

GIANTまたはCADEX以外のタイヤの使用をご希望の場合は、GIANTフックレスリムで使用するためのGIANTテストプロトコルに合格した、表示最大空気圧が72.5psi(5bar)を超えるタイヤをご紹介しますので、下記リンク先でご確認ください。

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