▲XCC:最後尾スタートながらもスタート直後に3番手までポジションアップ
▲XCC:2周目で早くも先頭に踊り出る小林選手
39回目の開催となったマウンテンバイク全日本選手権の舞台は、国営アルプスあずみの公園にもほど近い「安曇野市マウンテンバイクコース」。小林選手のお母様であるアトランタ五輪MTB代表の小林可奈子さんと、5月に逝去されたお父様・昌樹さんが中心となって作り上げたコースを舞台に、各カテゴリーで日本一を決める熱戦が繰り広げられました。
近年はロードレースに専念し、6月に全日本選手権ロードレースで2連覇を達成するなど目覚ましい活躍を見せる小林選手。しかし「安曇野での全日本選手権を走ってほしい」という生前からの父・昌樹さんの願いを叶えるべく、優勝した2024年の全日本選手権XCO以来、2年ぶりとなるMTBレース参戦を決意。昨年11月にフルモデルチェンジを果たしたLivのフルサスXCレーシングバイク「Pique (ピーク) Advanced SL」と共にスタートラインに立ちました。
▲XCC:急勾配の登りで後続を引き離す小林選手
▲XCC:バームなどMTB特有のセクションでもブランクを感じさせない走りを披露
大会初日に開催されたのはXCC (クロスカントリー・ショートサーキット) 。2km以下の短いコースを舞台に、20~30分という短い競技時間で争われる、近年人気のレースフォーマットです。今大会では、急勾配の登りと下りを詰め込んだ1周700mの短距離コースを使用。気温30℃を越える過酷なコンディションの中、13時30分にスタートが切られます。
久しぶりのMTBレース参戦となったことから最後尾スタートとなった小林選手ですが、ドロップやバームといったテクニカルセクションでも、ブランクを感じさせない走りを披露し、2周目に最速ラップを記録するとそのまま独走に持ち込みます。ロードレースで培ってきたフィジカルを遺憾なく発揮しながら他選手を圧倒し、後続を大きく引き離してフィニッシュへ。2020年12月の第1回大会を制して以来、5年ぶりにXCC全日本王者に返り咲きました。
▲XCC:地元凱旋レースを圧巻の走りで制した小林選手
▲XCC:大会レースディレクターを務めた母・可奈子さんと
続く大会2日目に開催されたのは、より長距離の登りと下りを含む3.8kmのフルコースを舞台とする、XCO (クロスカントリー・オリンピック:競技時間80~90分) 。小林選手は優勝候補としてスタートしたものの、熱中症で無念の途中棄権となってしまいました。
しかしながら、3週間でロードとMTB XCCの2種目で全日本選手権制覇という偉業を成し遂げた小林選手は、激動の日々を次のように振り返ります。「父が自転車とレースを愛していたからこそ、亡くなった後も、全日本選手権に向けて集中することができたと思います。そして、自分も父と同じく自転車が好きなんだということを改めて認識できましたし、今回の2つの勝利は自転車選手としての更なる自信になりました。安曇野のレース会場をはじめ、たくさんの応援ありがとうございました!」。
▲高温下での過酷なレースとなったXCO
▲XCO:今大会の目玉セクションである「デンソーエアCOOLドロップ」を越えていく小林選手
小林選手はEnviLiv Advanced SLと共に、8月上旬から約1か月間の欧州遠征へと出発します。2028年ロサンゼルス五輪、そしてツール・ド・フランス・ファム出場へ着実に歩みを進める小林選手に、これからもどうぞご期待ください!
MTBクロスカントリー全日本選手権を戦った相棒「PIQUE ADVANCED SL SE」
地元安曇野での凱旋レースを戦った小林選手のバイクは、グローバルラインナップの最上位モデルとなる「Pique Advanced SL SE」です。小林選手の出身チームである「MTBクラブ安曇野」のジャージを連想させるカラーリングのフレームセットに、RockShoxの電子制御サスペンションシステム「Flight Attendant」やSRAM XX SL Eagle Transmission ドライブトレインを搭載した、最新鋭のレーシングマシンです。
「Pique Advanced SL」シリーズは、昨年11月のフルモデルチェンジで第4世代となり、LivのMTBとしては初めて最上位グレードのAdvanced SLカーボンを採用。より滑らかに動作し、フレームセット全体の軽量化にも貢献する120mmストロークの「FlexPoint Pro」リアサスペンションシステム、ジオメトリ調整を可能にする「Flip Chip」システム、同時開発された「XCR Wheelsystem」やステム一体型ハンドルバーなどとあわせて、歴代最高の軽さと効率性を実現しました。国内ラインナップは「Pique Advanced SL 0」「Pique Advanced SL 3」「Pique Advanced Frameset」の3モデルになります。

小林選手のインプレッション:29erのMTBはフィッティング面で何かしら妥協しなくてはいけない部分があり、しっくりくるまでに時間がかかりますが、Pique Advanced SLは女性専用設計ということもあって、たった2日間で安曇野のコースをレースペースで走れるくらいまで乗りこなすことができました。電子制御 (Flight Atendant) の学習機能を活かし切るにはもう少し乗り込む必要がありましたが、Piqueと共にXCCではいいレースができました!
小林選手の勝利に貢献したPique Advanced SLの詳細は、こちらの特集ページよりご確認いただけます。