フランス国内でも自転車競技が盛んな地域の1つである、北西部のブルターニュ地方で開幕した第4回ツール・ド・フランス・ファム。ブレスト~カンペールの110.4kmで争われた大会2日目は、アップダウンを繰り返すブルターニュらしいレイアウトを舞台に、クラシックレーサーたちが鎬を削るステージ優勝争いが演じられました。
レースは、序盤に形成された2名の逃げ集団が残り60km付近で吸収されると、同時にLiv AlUla Jaycoaのシルケ・スムルデルス選手(オランダ)がアタック。続く3級山岳を先頭で通過すると、そのまま逃げ集団に入ります。山岳ポイントを稼ぎながら残り12kmまで逃げ続けた結果、スムルデルス選手は山岳賞争いで2位に浮上します。
▲レース中盤から先頭集団で逃げたシルケ・スムルデルス選手(オランダ) Photo:A.S.O.
▲終盤にかけてメイン集団前方でレースを進めたLiv AlUla Jayco Photo:A.S.O.
Liv AlUla Jaycoは、ステージ優勝争いに向けて活性化するメイン集団の前方を陣取ります。そして、スムルデルス選手らが入った逃げ集団をメイン集団が吸収した直後の残り11km付近、この日最後の山岳ポイントへ至る登りでガルシア選手がアタック。そのまま1人で逃げ、13秒のリードで残り1kmへと突入します。
しかし、フィニッシュが近づくにつれてタイム差は一気に縮小。昨年総合優勝のカタジナ・ニエウィアドマ選手(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)や、現在総合首位に立つマリアンヌ・フォス選手(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)らを含む強力な追走集団が背後から迫り、ガルシア選手とのタイム差は3秒ほどに。それでも最後まで追走集団がガルシア選手を捉えることは叶わず。プロトン最年長の大ベテランが逃げ切りに成功し、キャリア最大の勝利を挙げました。
▲残り11kmから独走を開始したマビ・ガルシア選手(スペイン)Photo:A.S.O.
▲自身初となるTDFFステージ優勝を飾ったガルシア選手 Photo:Sprintcycling
スペイン国内でも自転車競技が特に盛んなマヨルカ生まれのガルシア選手は、デュアスロンをルーツに持ち、プロサイクリストに転向したのは2015年という異色の経歴の持ち主。スペイン選手権ではロードレースとTTを合わせて9回の優勝を誇り、ワールドツアーでの優勝経験もあるものの、今回のステージ優勝はキャリア最大の勝利となりました。
また、この勝利は初めてづくしであり、ガルシア選手自身にとっても、Liv AlUla Jaycoにとっても、そしてLivとCADEXにとっても、歴史的なツール・ド・フランス・ファムでの初のステージ優勝であります。
▲Photo:A.S.O.
マビ・ガルシア選手のコメント
「ただゴールラインに向かって全力で走りました。残り4kmの表示を見たときは『まだ長い、簡単じゃない』と思いました。でも、1kmごとに意外と早く過ぎていって、最後の1kmは『全力を出し切るしかない。やってみよう』と決心したのです。
自分が勝てたことが本当に信じられませんでした。これまで何度も同じ様な展開になり、結局うまくいったことが無かったからです。フィニッシュラインの5メートル手前で後ろを振り返って、誰も追いついてこないとわかったその瞬間に、ようやく勝てたんだと実感しました。
▲Photo:Sprintcycling
いろんな感情が込み上げています。この1年はとても大変なもので、長く競技活動してきた中でも、ベストとは言えないシーズンを過ごしてきました。しかし、この勝利は自身にものすごく大きなエネルギーを与えてくれました。キャリアの中でこれほど良い気持ちになれたのは本当に久しぶりです」
ガルシア選手とLivの歴史的な勝利に貢献したのは、軽さに秀でるオールラウンドモデル「Langma Advanced SL」。足回りは、アップダウンが連続する丘陵ステージに合わせて、CADEX史上最軽量ホイール「Max 40 Wheelsystem」と「Aero Cotton tire」の組み合わせが選ばれました。
▲歴史的勝利に貢献したLangma Advanced SL Photo:Jeff Clark
残る7ステージも更なる勝利に向けて挑戦を続けるLiv AlUla Jaycoへ応援よろしくお願いします!
Photo : Sprintcycling, CorVos, A.S.O. , Jeff Clark




