自転車レースファンにはおなじみの「ルーベ」から40kmほどの距離に位置するリエヴァン。1周2.95kmのコースは激しいアップダウンや砂地といった特徴的な区間こそないものの、凍った土による硬くスリッピーな路面が出現。気温と共に泥の様相が変化する難コンディションの中で、虹色の世界チャンピオンジャージをかけた大一番が繰り広げられました。
世界選の前週に開催されたUCIワールドカップ第11戦でフルラップ完走を果たし、好調のままリエヴァンに入った渡部選手は、初日のチームリレーと、最終日の女子U23クラスの2レースに出走しました。チームリレーは、1チーム男女3名ずつが1周ごとにバトンを繋ぐ国別対抗戦で、日本代表は今大会が初参戦。渡部選手は第2走を務め、第1走のGIANTサポートライダー柚木伸元選手(日本大学)から受け取ったバトンを、同じく女子U23クラスに参戦する第3走の日吉愛華選手(中京大学/Teamまるいち)へとリレー。日本代表チームは強豪国と同一周回で完走を果たしています。
最終日の女子U23クラスではスタートダッシュに成功し、ほぼ最後尾から、一気に14番手付近までポジションを上げます。しかし、その後はミスが重なってしまい後退。わずかにフルラップ完走には届かず、-1Lapの33位という結果に。「満足のいく結果は出せなかったですが、今の自分の力は出し切ったかなと思います」と、自身3回目となるシクロクロス世界選を締めくくりました。
シクロクロス世界選手権は終わりましたが、渡部選手のレースは続きます。2月8日(日)東京・お台場で開催されるシクロクロス東京を経て、次はロードレースの日本代表として、タイで開催されるアジア選手権に参戦します。引き続き、渡部選手への応援よろしくお願いいたします。
画像提供:Nobuhiko Tanabe(Instagram : @nobuhikotanabe)
シクロクロス世界選手権2025に渡部春雅選手が参戦
2025年2月6日
チーム/ライダー
1月31日(金)から3日間に渡って、フランス・リエヴァンを舞台に開催されたUCIシクロクロス世界選手権。日本代表としてLivサポートライダーの渡部春雅選手(明治大学)が参戦しました。