7周回で争われた女子エリートは、前回大会覇者である小林あか里選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)のホールショットと共にレースがスタート。渡部選手はやや出遅れてしまいますが、すぐに先頭付近まで順位を上げます。
1周目の途中から小林選手が独走態勢に入り、その後方では渡部選手と石田唯選手(TRKWorks)による2位争いが繰り広げられました。
一時は石田選手に10秒ほどリードを許した渡部選手でしたが、中盤にかけて差を詰め、その後逆転に成功。徐々にタイム差を広げていき、前回大会の3位から順位を一つ上げ、渡部選手は見事2位でフィニッシュしました。優勝した小林選手が2連覇を達成し、3位には石田選手が入りました。
渡部選手のコメント
「スタートで出遅れて焦りましたが、(男子ジュニアを制した)成田選手が先頭から遅れても冷静に走っていた姿を思い出し、私も落ち着きを取り戻すことができました。(優勝した小林)あか里選手に付いていけなかったのは、勝ちたい気持ちが2番目だったからかもしれません」
「しかし、2位争いでは気持ちで負けることなく、満足のいく走りができました。10月からトレイルランニングに注力していて自転車に乗る時間が少なかったのですが、今日のレースではそのランニングの成果を活かせたと思います」
Photo:GIANT JAPAN
シクロクロス全日本選手権で渡部春雅選手が2位入賞
2024年12月19日
チーム/ライダー
12月14日(土)~15日(日)、栃木県宇都宮市・道の駅ろまんちっく村で開催された「第30回全日本自転車競技選手権シクロクロス」に、Livアンバサダーの渡部春雅選手(明治大学)が参戦。女子エリートクラスで2位入賞を果たしました。